【伊東市民必読】四宮議員の回答書で見えた「新図書館計画復活シナリオ」

【伊東市民必読】四宮議員の回答書で見えた「新図書館計画復活シナリオ」

百条委員会での四宮議員の発言について公開質問状を送ったところ、ご回答をいただきました。
その内容から見えてきた事実と問題点をお伝えします。

多くの伊東市民が選択した「あの設計での新図書館は反対」という声を、完全に無視した恐ろしい議員たちの実態が明らかになりました。

田久保市長は「新図書館建設中止」を明確に公約として掲げ、市民の支持を得て当選しました。
それなのに議会は、市民の選択を「間違い」として扱い、水面下で42億円の巨大事業を復活させようとしているのです。

この深刻な問題をお伝えします。

📋 回答からわかった事実

事実①:小野前市長時代の新図書館建設計画を、復活させようとしている!

四宮議員の回答によると、「残っている計画」とは:

  • 伊東市新図書館基本構想
  • 伊東市新図書館基本計画
  • 伊東市新図書館基本設計

これらは小野前市長時代に策定された新図書館建設計画そのものです。
つまり、市民が「建設中止」を掲げた田久保市長を選んだにも関わらず、前市長の計画を、そのまま復活させようとしているのです。

事実②:議員が堂々と「市長交代推進」を宣言

「現市長の交代を推進するか?」という質問に対し、四宮議員は「はい」と明確に回答。
さらに「一刻も早く再選挙を行い、市民から信頼される市長が選ばれることを願う」と述べています。

事実③:百条委員会は「調査の場」から「政治的主張の場」に

四宮議員は「市政の将来構想や市長の適正性について言及することも許される」と回答。
本来の事務手続き調査という目的を超えた政治的発言を正当化しています。

【Q&A】四宮議員への公開質問と回答

以下は、令和7年8月18日に提出した公開質問と、四宮和彦議員からの回答をまとめたものです。
質問文と回答をセットにして掲載します。

1. 新図書館計画について

「入札は中止したが、その計画は残っている。教育委員会が計画をどのように進めていくのか、早急に進めないといけない」とのご発言について、以下をお聞かせください。

(1). 「残っている計画」とは具体的に何を指すのでしょうか。

少なくとも伊東市新図書館基本構想、伊東市新図書館基本計画、伊東市新図書館基本設計を指します。

(2). 教育委員会が「早急に進める」べき内容とは何でしょうか。

少なくとも上記1で示した計画を継続するのか、中止するのか、修正するのかまたは新たな計画を立案するのか、について決定することです。

(3). 現在中止となっている新図書館建設を再開する意図がおありでしょうか。

現在中断されている新図書館建設計画を踏まえた中で、市民福祉向上に資する必要十分な施設やサービスを備えた図書館を早急に整備する必要があると考えます。

(4). 計画の進行について、市民への事前説明や意見聴取を行うお考えはありますか。

市民への事前説明や意見聴取につきましては、市当局において必要に応じて実施すべきであると考えます。

2.「新体制を作ろう」発言について

「それは田久保体制下で考えてるから。何もやる気ないんだから、次の市長で考えるしかない。早く新体制を作ろうっていうこと。」とのご発言について、以下をお聞かせください。

(1). 現田久保市長の任期中に「新体制を作る」とは、具体的にどのような方法を想定されているのでしょうか。

市長がどなたであれ、伊東市の教育行政の充実化を図るために、少なくとも教育長を早期に選任し、法令違反状態を解消し、法が求める体制へと回復させるという方法です。

(2). 市議会議員として、現市長の交代を積極的に推進する立場をお取りになるのでしょうか。

はい。

(3). 「次の市長で考える」とのことですが、後継市長の人選について何らかの構想をお持ちでしょうか。

市政の混乱をおさめるために、一刻も早く再選挙を行い市民から信頼される
市政を実現する市長が選ばれることを願います。

3.百条委員会での発言の適切性について

百条委員会は「市長の学歴及び入札執行停止に係る事務」を調査する場ですが、その場で市政の将来構想や市長交代に言及することが適切とお考えでしょうか。委員としての中立性についてのお考えをお聞かせください。

いわゆる百条委員会は、法令上中立性を求められておりませんが、調査する職責を担っておりますので、委員は収集された証拠や得られた事実をもとに調査事項を明らかにし、将来のより良い市政実現のために調査結果を市政に還元できるようにすることが、委員の務めであると考えます。
したがって、調査事項およびいわゆる百条委員会の趣旨において必要であれば、市政の将来構想や市長の適正性について言及することも、その限りにおいて許されると考えます。

四宮議員からの回答原本

回答書原本

ファイルを添付します

🔍 推測:議員たちの本当の狙い

推測①:「次の市長」で図書館建設を復活させる計画

  • 田久保市長は図書館建設中止を公約に当選
  • しかし設計は残されており、「次の市長(小野氏に戻したい?)」なら建設再開が可能と考えている
  • 教育委員会に「継続・中止・修正・再立案のどれかを決めろ」と迫る→継続を選ばせるシナリオか?

推測②:百条委員会を市長退陣の道具として利用

  • 本来は「入札停止の妥当性」を調査する場
  • しかし実際は市長批判と将来構想の議論に終始
  • 市長の学歴問題と図書館問題をセットで追及し、退陣圧力を高める狙い

推測③:42億円事業を「必要に応じて」説明で押し切る計画

  • 市民説明について「必要に応じて市当局が実施すべき」と回答
  • つまり「議会が必要ないと判断すれば説明しない」という解釈も可能

⚠️ あの設計の新図書館は何が問題なのか

問題①:巨額投資の妥当性

  • 建設費約42億円(すでに一部支出済み)
  • 年間運営費が約2.4億円という継続的な負担
  • 資材高騰により、建設費がさらに膨らむ可能性

問題②:財政圧迫の懸念

  • 人口減少により税収が減少していく中での大型投資
  • 老朽化したインフラ整備に巨大な出費が控えている
  • 図書館だけで市の予算を圧迫し、他の住民サービスに影響する可能性

問題③:図書館の緊急性は本当にあるのか?

  • 現図書館は確かに老朽化
  • しかし42億円をかけなくても、改修や他施設活用で対応可能では?
  • 田久保市長も廃校活用などの代替案を検討中

問題④:将来世代への負担

  • 建設費42億円+年間運営費2.4億円という継続的な負担
  • 人口減少が続く中、将来の市民が重い負担を背負うことになる
  • インフラ老朽化対策との優先順位を考えた投資判断が必要

問題⑤:民意の軽視

  • 田久保市長は「建設中止」を公約に当選
  • それなのに議会は「市民が間違った選択をした」という前提で行動
  • これでは選挙制度の意味がない

問題⑥:水面下での密室政治

  • 42億円の事業を「必要に応じて」説明するだけ
  • 市民との対話よりも、議会内の論理を優先
  • 透明性や説明責任が軽視されている

💪 市民として議員に望むこと

①透明性のある議論を!

  • 42億円の事業なら、市民説明会は「必要に応じて」ではなく「必須」
  • 設計の詳細、費用の内訳、維持管理費まで全て公開すべき
  • 代替案との比較検討も必要

②選挙結果を尊重して!

  • 市民が選んだ市長の方針を、議会が覆すのは民主主義の否定
  • 図書館問題で市長と対立するなら、政策論争で堂々と議論すべき
  • 百条委員会を政治的道具に使うのは本末転倒

③市民の声を聞いて!

  • 新図書館が欲しいか?だけなら、欲しいという回答があるのは当然。
    インフラ問題や、将来の財政をしっかりと伝えること。
  • そのうえで、アンケートやパブリックコメントを形式的に実施するだけでなく、本当に市民が望む図書館像を丁寧に聞き取るべき

④責任ある議論を!

  • 「教育長がいないから進まない」「市長のやる気がない」という批判ではなく、具体的な解決策と財源確保の提案を
  • 将来世代に借金を残さない持続可能な計画を

📢 市民のみなさんへ

この問題は単なる図書館建設の話ではありません。
建設42億円、運営費2.4億円という巨額の税金の使い道を、市民抜きで決めようとする議会の姿勢が問われています。

あなたの声が伊東市政を変える力になります。
議会傍聴、意見提出、SNSでの情報共有など、できることから始めてみませんか?

次回の選挙では、この問題にどう取り組んだかを基準に、候補者を見極めることも大切です。民主主義は市民が参加してこそ機能します。

一緒に伊東市の未来を考えていきましょう!

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